香川真司が選んだ酸素カプセル O2カプセル

激しいゲームが終わった。走行距離は12.3km。両チームを併せて、最もピッチを駆け抜けたのはこの日も香川だった。 彼がゲーム後真っ先に向かったのはO2カプセル。

カラダ中にたまった乳酸に、酸素を与えることでピルビン酸になり、エネルギー(ATP)になるのだ。

疲れを溜めるどころか、乳酸をエネルギー(ATP)に変えてしまう。今シーズン、連戦続きの中、ハイパフォーマンスを連発する裏には、こういう秘密があったのだ。

香川のトレーニングの厳しさは想像を絶する。限界まで自分を追い込む。そうしなければ、90分間フルに戦える肉体と自信が生まれないのだ。

だが、疲労を残してはゲームですべての力を発揮できない。トレーニング後に必ず入るO2カプセルで、疲労を取り除く。 カラダの回復は速くなり、筋肉痛もなくなった。ケガの回復も速くなった。休息も、仕事のうち。香川は、カラダを休める時も、最高の仕事をしている。

過酷なのは、試合やトレーニングだけではない。移動距離の長さも、香川に立ちふさがる問題だ。ドイツから日本。さらには、アジアのさまざまな土地。気候も変わる。体調を崩しやすい中でも、香川は最高のパフォーマンスをつづける。

それは、疲れにくいカラダになっているから。遠征から戻るたび、O2カプセルでカラダを休める。 リラクゼーションやリフレッシュもできてこのカプセルを出るたび、香川は強くなっている。