高気圧酸素カプセルの原理
体内には2種類の酸素があります。それは【結合型酸素】と【溶解型酸素】です。
結合型酸素はその名の通り、血液中のヘモグロビンと結びつく酸素です。体内酸素の99%は結合型酸素なのですが、ヘモグロビンと結合している為に、ヘモグロビンの量を超えて運ばれることはありません。
また、結合型酸素は分子量が大きく毛細血管を通りにくいという特徴があります。
一方、溶解型酸素はヘモグロビンの量には依存しません。
分子が小さいので血液、体液に直接溶け込み毛細血管を通りやすいのです。
つまり溶解型酸素を体内に多く取り入れることが大切なのですが、溶解型酸素は通常の呼吸だけでは非常に少なく、
酸素吸入だけでは増えません。
このような悩みを高気圧環境、高濃度酸素を搭載した酸素カプセルが解消します。
酸素カプセルはヘンリーの法則に基づき、極めて理論的な形で体内の溶解型酸素を増やします。
ヘンリーの法則とは、【気体が液体に溶解する量は、その気体の分圧に比例する】という理論です。
酸素カプセルは最大1.3気圧の高気圧環境を生み出し、MAX50%の高濃度酸素を吸入することが出来るのです。