【時間によって変わるの?】酸素カプセルの適切な時間とは

高濃度の酸素が充満した環境に身をおく酸素カプセルは、使用時間で迷う方も多いのではないでしょうか。 短時間の利用で意味があるのか、長時間の利用は問題ないのか、今回は酸素カプセルの利用時間についてご紹介します。 「うっかり寝入ってしまった場合に、夜眠れなくなるリスクはないのか」についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。


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酸素カプセルはどのくらいの時間入るのがいいの?

酸素カプセルの利用で多くの方が気になるのが、最適な時間です。忙しい合間をぬって使うからには、短すぎず長すぎない適切な時間で効率良く使いたいものです。

しかし、あまりにも短いと酸素をしっかり取り込めないかもしれません。あるいは、長すぎると体調に望まない影響が出るかもしれない、と不安に思うでしょう。

この項目では、酸素カプセルを利用する際の目安時間、長時間利用した場合の影響についてご紹介します。

初めての場合は30分~1時間

これまで酸素カプセルを利用したことのない方は、30分~1時間程度の利用がおすすめです。酸素カプセルに慣れてくると、最大90分まで利用できるようになります。

30分というと、そんなに短くてきちんと酸素は取り込めるのか、と疑問に思うかもしれません。とくに、睡眠不足に悩まされている方は、「最低でも90分使うべきなのでは」と考えるのではないでしょうか。

人間はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す『睡眠サイクル(睡眠周期)』が、1回約90分単位となっています。そのため、一時期「睡眠時間は90分単位で考えたほうが良い」という考えが流行しましたが、現在は睡眠の長さよりも質の高さを重視することが大切だと分かっています。

酸素カプセルは高濃度の酸素を取り込めるため、上質な睡眠のように脳をしっかり休ませることができます。そのため、30分や1時間の利用でも十分なリフレッシュが可能です。

長時間の利用はあまり変化はみられない

酸素カプセルは、高濃度の酸素を取り込むことのできる装置ですが、注意すべきは「長く使えば多くの酸素を取り込めるわけではない」ことです。

酸素カプセルで酸素を多く取り込むことができるのは、ガス化した『溶解型酸素』と気圧を利用しているためです。

通常、私たちが呼吸により取り込んでいる酸素は、『結合型酸素』といいます。

  • ・結合型酸素…毛細血管よりも粒子が大きい
  • ・溶解型酸素…毛細血管よりも粒子が小さい

通常の呼吸で取り込む結合型酸素は、毛細血管の隅々まで行き渡りにくく、逆に溶解型酸素は毛細血管の隅々に行き渡りやすくなっています。

さらにカプセル内の気圧を上げると、粒子の小さな溶解型酸素はリンパ液など体液を通しても酸素が体の隅々まで巡るようになります。

ポイントは、この気圧の有無と%です。溶解型酸素が体液を通して効率良く全身を巡ることができるのは、気圧の%を上げるためです。

長時間利用しても、気圧によって取り込める酸素の量は一定です。そのため、長く酸素カプセルの中にいても、取り込む酸素の量に変化はほとんど見られません。

また、血中に溶け込んだ酸素は72時間ほど体内を巡っています。効率の良さを重視するなら、3日に1度のペースで酸素カプセルに入り、継続して使い続けることをおすすめします。

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1時間でどれくらいの睡眠が確保できるの?

酸素カプセルの中で睡眠することを前提にすると、最短時間である30分は短いでしょう。入眠までのまどろみ状態を考慮すると、1時間は利用したいところです。

通常の寝具で1時間の眠りをとった程度では、疲れが取れたと感じる方は少ないでしょう。

この項目では、酸素カプセルの中で1時間の睡眠をとった場合、いったいどのくらいの休息を得たことになるのか、通常の環境下で眠ったときと比較してご紹介します。

1時間で確保できる睡眠時間

酸素カプセルで1時間の睡眠をとった場合、約3~4時間の睡眠をとった状態に相当します。たっぷりと酸素を取り込むため、全身はもちろん脳もしっかりと休めることができ、スッキリと目覚められます。

先に解説したとおり、酸素カプセルで体に取り込まれる酸素は、毛細血管よりも粒子の小さな溶解型酸素です。

通常の呼吸で取り込む結合型酸素は、ヘモグロビンによって血管の中を運ばれるため、狭まっている部分を進むことが困難になっています。

ヘモグロビンよりも細い毛細血管や、コレステロールなどが付着して細くなっている血管では、酸素を抱えたヘモグロビンは先へ進むことができません。

一方、血管だけではなく体液も通って全身へ巡る溶解型酸素は、酸素不足におちいりがちな場所にも酸素が行き届きます。

普段は酸素不足状態となっている場所にまで酸素が供給されるため、短時間でもじっくり睡眠をとったようになるのです。

その日の夜は眠れないことはない?

酸素カプセルで日中休んでしまうと、夜に眠れなくなるのでは、と不安に思うことでしょう。実際は、かえって夜の寝つきが良くなったと感じる声が多く、体内時計が狂う心配はありません。

質の良い睡眠を確保することで自律神経のバランスが整い、普段の就寝時間にしっかりと体を休められるようになります。

また、酸素カプセルを利用したからといって、夜の睡眠をおろそかにして良いわけでもありません。不足しがちな酸素を短時間で取り入れる酸素カプセルは、あくまで睡眠の補助として活用してください。

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時間の長い酸素カプセル内はどう過ごせばいいの?

最短でも30分、長く利用する方は90分、酸素カプセルの中で過ごすことになります。慣れてくるとぐっすり眠れるようになる方も多いのですが、使い始めたころや、短い利用時間の場合は退屈な時間に感じてしまうことでしょう。

おすすめは、時間を潰すアイテムを持ち込んで、誰にも邪魔されないリラックスタイムを満喫することです。

ただし、持ち込み注意のアイテムも複数あげられるため、持ち込んで良いものかどうかを確認しておきましょう。

酸素カプセルの過ごし方に加え、最後におすすめの持ち込みアイテムと、逆に持ち込み注意となるアイテムをご紹介します。

酸素カプセル内の過ごし方

酸素カプセルの大きさは複数タイプあり、基本的に1人用のスペースで横になって過ごすパターンのものが主流です。

1人用といっても、スペースには余裕を持たせた構造のものばかりです。体の大きな方や、骨格的に長時間の仰向け状態をキープできない方でも、寝返りをうったり膝を立てて過ごすことができます。

以下のようなアイテムは、酸素カプセルの影響を受けないため、リラックスタイムを過ごすお供としておすすめです。

  • ・本や雑誌
  • ・スマートフォン
  • ・音楽再生機器

酸素カプセル内には照明がついているため、本や雑誌を読むことも、スマートフォンや音楽再生機器で自室のように過ごすことも可能です。

ただし、防水性の高いものは密閉率が高く、酸素カプセルの気圧の変化に耐えられない可能性があります。変形のおそれがあるため、機器類を持ち込む際は注意してください。

持ち込み注意のものは?

上記のとおり、密閉率の高いアイテムは変形のおそれがあります。スマートフォンや音楽再生機の他には、たとえば腕時計などに要注意です。

また、以下のようなアイテムも安全性を考慮して、持ち込むことはおすすめできません。

  • ・飲食物
  • ・ライター
  • ・スプレー缶
  • ・目薬

飲食物には、ペットボトルの飲み物も含まれます。ペットボトルや目薬、スプレー缶などは気圧の変化で潰れます。ライターなど火の元となるものも、持ち込めません。

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まとめ

酸素カプセルは高濃度の酸素を短時間で取り込むことができるため、短時間でリフレッシュしたい方に最適です。

目安としては、最短30分の利用から最長90分まで。これ以上の長時間利用は、酸素カプセルのメカニズム的に、ほとんど意味がありません。

こちらで解説したように、持ち込むアイテムに注意さえすれば、カプセル内でも自分の時間を過ごしながら退屈することなく過ごすことができます。

30分~90分の使用時間の目安を参考に、自分にとって最適な長さで、酸素カプセルを楽しく活用してください。

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