酸素カプセルの利用頻度は!?長時間の利用は効果的?

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酸素カプセルの利用頻度はどのくらい?

酸素カプセルは、1回あたり30分~90分程度の利用で、3~4時間ほどの睡眠時間に相当し、リフレッシュを実感できるのがメリットです。

その理由は、通常の呼吸とは異なる粒子の大きさになった酸素を、気圧の高い酸素カプセル内で取り込むことにあります。

通常の呼吸で運ぶ酸素よりも小さくなった酸素の粒子は、高い気圧によって体液を介しても移動できるようになります。

結果、細すぎて通常の酸素では進めないような毛細血管の先まで、多くの酸素が届くのです。

取り込まれた酸素は細胞によって消費されるため、継続的に取り込む必要があります。

この項目では、効率良く酸素を取り込むには、どの程度の頻度で酸素カプセルを利用するべきなのかをご紹介します。

酸素カプセルの利用頻度

酸素カプセルを利用して取り込んだ酸素は、通常の呼吸で取り込んだ酸素よりも体の隅々まで行き渡りやすい特徴を持っています。

普段は酸素が届きにくいような場所にある細胞にも、多くの酸素が届きますが、酸素は時間が経つにつれ消費されていくものです。個人差はありますが、週に1~2回を目安に、酸素カプセルで新たな酸素を取り込むことをおすすめします。

理想的な頻度は3日に1回で、難しい場合は1週間に1回だけでも構いません。重要なのは、定期的に酸素を取り込むことです。

習慣化すると、体もリフレッシュしやすくなります。

1回の効果はどのくらい続く?

体に取り込んだ酸素がもとの状態の血中酸素濃度にまで下がるには、72時間前後かかります。

毎日酸素カプセルを利用する方もいますが、効率を考えるなら3日に1度の頻度で40分程度利用するほうがおすすめです。

個人差はありますが、毎日ごく短い時間(20分程度など)を繰り返すよりも、3日に1度の頻度でまとまった時間を過ごすほうが、体内の酸素が飽和状態になります。

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酸素カプセルに入りすぎるとどうなる!?

通常の呼吸よりも、多くの酸素を短時間で取り込むことのできる酸素カプセルは、30分や1時間の利用でもリフレッシュできます。

逆に、酸素カプセル内で長時間過ごした場合は、酸素が供給過多になるのかを心配する方も多いのではないでしょうか。

長時間の酸素カプセルは危険?

酸素カプセルの利用目安は30分~1時間程度です。慣れてくると、90分程度まで延長できます。

ただし、この目安時間は効率良く酸素カプセルを活用した場合の時間であり、これ以上の時間をカプセル内で過ごしても体に害が起こることはありません。

その理由は、酸素カプセルで酸素を多く取り込めるのは、気圧の変化が関係しているためです。

気圧を上げると、酸素が体内を巡りやすくなるだけで、酸素濃度そのものは変化していません。同じ気圧で長時間利用するだけでは、一定以上の酸素量を体内に取り込むことはできないことを理解しておきましょう。

たとえば、普段は1時間利用している酸素カプセルの中で、同じ気圧設定のまま6時間過ごしたとしても、取り込むことのできる酸素量はほぼ同じです。

場合によっては、長時間同じ場所で過ごすことに、体力を消耗してしまう可能性があります。

また、酸素を多く取り込みすぎると活性酸素を発生させてしまうのでは、と心配する方もいますが、活性酸素は酸素不足の状態で発生するものです。

高濃度の酸素を取り込んだ場合にも、活性酸素は発生するリスクがありますが、酸素カプセルで取り込む酸素は、基本的に空気中の酸素と同じ濃度です。

粒子がこまかくなり、全身を巡りやすくなっているだけのため、活性酸素の発生を心配するような高濃度になるわけではありません。酸素カプセルを長時間利用しても、不安に思う必要はないのです。

酸素カプセルを利用できない場合はある?

酸素カプセルは、気圧の変化によって効率良く酸素を取り込む装置です。そのため、耳抜きができない方は注意しなければなりません。アレルギー性鼻炎など、鼻がつまって耳抜きしにくくなっている方も、耳抜きができるか否か事前に確認しておきましょう。

その他、以下の状態に該当する方は、酸素カプセルの利用はおすすめできません。

  • ・妊婦や妊娠の可能性がある
  • ・ペースメーカーを使用している
  • ・開胸手術の経験や自然気胸の既往症がある
  • ・極端な閉所恐怖症
  • ・発作性の持病がある
  • ・インシュリンを投与している

妊娠などデリケートな状態になっている方、特定の疾患や手術経験がある方は、利用を避けてください。

閉所恐怖症など、発作性の持病やトラウマのある方は、気圧操作のスイッチを入れる前に、酸素カプセル内の環境に耐えられるか入ってみましょう。ただし、多くの酸素カプセルは、大柄の男性でも寝返りがうてる程度の広さがあるため、深刻に考える必要はありません。

また、インシュリンを投与している方も、酸素カプセルの利用は避けましょう。

ちなみに、酸素カプセルの利用に年齢的な制限はありません。下は小学生から上は高齢者まで、幅広い方が利用できます。

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酸素カプセルを利用する際の注意点はある?

酸素カプセルで効率良く酸素を取り込むからには、よりスッキリとリフレッシュを実感できるような工夫をしたいところです。せっかく酸素カプセルを利用するなら、カプセルに入る前と後の体調にも注意しましょう。

最後に、酸素カプセルを利用する際の注意点や、よりリフレッシュを実感するためのコツについてご紹介します。

酸素カプセルを利用する際の注意点

酸素カプセルは、最低でも30分以上は継続利用するものです。そのため、利用する前に以下の点に注意して事前準備を行いましょう。

  • ・水分補給を済ませておく
  • ・極端な空腹や満腹時は避ける
  • ・利用前にお手洗いを済ませておく

酸素カプセルの中は、ガス化した粒子の小さな酸素が充満している状態です。人によっては、利用中に喉の渇きを覚える場合があります。

事前にしっかりと水分補給を行い、途中で睡眠が妨げられないようにしましょう。

気圧の変化を考慮すると、胃の内部に何も入っていない状態や、逆に飲食物で満ちている状態は避けるべきです。極端な空腹は吐き気など体調不良を引き起こすこともあるため、空腹を感じない程度の軽食なら問題ありません。

また、すぐには出られないことから、利用前にお手洗いは済ませておきましょう。緊急事態の際は緊急停止ボタンで装置を停止できますが、酸素カプセル内の気圧を元の状態に戻すには3分程度かかります。

利用後はマッサージを行うと変化を実感しやすい

酸素カプセルで全身にこまかな粒子の酸素を取り込んだ後は、マッサージがおすすめです。代謝をアップさせ、体を温めたり体をほぐしたりします。

水分補給もしっかりと行い、血液や体液に必要な水分が不足することも避けてください。マッサージと合わせると、老廃物が排出しやすくなります。

また、内側だけでなく、外側のケアも忘れずに行いましょう。酸素にさらされたお肌の保湿などスキンケアをきちんと行うと、見た目もリフレッシュします。

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まとめ

酸素カプセルは、1度の利用で血中の酸素濃度が高い状態が72時間ほど続きます。そのため、効率の良さ、無駄を省いた利用を狙うなら、3日に1度の頻度が最適です。

ただし、こちらでご紹介しているとおり、一部の持病やトラブルの心配がある方、妊娠中や可能性のある方は、酸素カプセルの利用はおすすめできません。

自分の体調を考慮し、適切な頻度で継続利用することで、酸素カプセルのメリットを十分得られます。

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