福利厚生がユニークな企業が増えている!その理由とは

同じ福利厚生でも、最近ではユニークで型破りな制度を導入する企業が増えています。もちろん、導入するからには、明確な理由や目的があるものです。どのような制度があるのか、詳しく見ていきましょう。


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福利厚生制度が充実している企業が増えている

ユニークとまではいかなくても、多くの企業では福利厚生のラインアップを充実させています。中小企業やベンチャー企業でも同様です。まずは、その背景に迫ってみましょう。

人材確保や従業員定着のため

慢性的な人手不足の中、企業にとっては人材確保や従業員の定着が重要な課題です。

その中で福利厚生は、給与以外の非金銭型報酬として、企業の分かりやすい魅力となっています。実際に、福利厚生を重視して就職先を選ぶ求職者がいるほどです。

従業員にとっては、業務に専念する上で妨げとなる生活の不安が解消され、企業への貢献度やモチベーションを高める原動力となります。

人気があって満足度も高いのは、家賃補助や社宅提供などの住宅関連、社員食堂や食券の配布といった食事関連です。他にも医療や育児、介護、ショッピング、レジャーなど、様々な福利厚生があります。

IT企業やベンチャー企業ではユニークな制度が設けられている

IT企業やベンチャー企業など、規模の小さいところほど、ユニークな福利厚生を導入する傾向があります。それは自社の個性として他社との差別化ができるからです。

採用時、自社に共感する人材を集めやすいというメリットもあります。

話題になればメディアにも取り上げられやすくなり、知名度が向上するでしょう。

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福利厚生を設ける場合の注意点

福利厚生を実施すると、企業は費用がかさみ、管理する担当者の負担も大きくなります。それでいて従業員が利用してくれなければ、導入した意味がありません。

意図したとおりに運用するには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

何のために導入するのか伝える

福利厚生を導入するからには、企業側に何らかの意図があるはずです。

生活のサポートなら従業員にとっても分かりやすいですが、ユニークなものは何の説明も無いと、意図を理解されないまま制度だけが利用されて予算を無駄に消耗します。

そうならないよう、必ず最初に意図を説明しましょう。

導入後は利用状況や、それに伴う変化を確認し、目的に沿わなければ改変したり、廃止したりする潔さも必要です。

どうしても福利厚生は与えるだけになりがちですが、それでは制度を続けられなくなったときに従業員をつなぎ止められません。

たとえユニークであっても、企業と従業員の信頼関係が構築されるような福利厚生を導入したいものです。

従業員にとって最適な制度を設ける

福利厚生は従業員に利用してもらってこそ、導入した意義があります。けれども、すべての従業員が福利厚生を利用したくなるには、種類を増やしてラインアップを充実させなければいけません。

当然、費用はかさみますし、担当者の負担も大きくなります。

特に中小企業が種類を増やすのは難しいでしょう。だからといって少な過ぎるのも、利用できる従業員とできない従業員との間で不平等が生じやすくなります。

費用の問題は、「共済金制度」で解決する方法があります。これは、福利厚生にかかる費用の一部を従業員が負担するものです。

企業の負担は軽減できますが、従業員が負担する分だけ魅力のある福利厚生を導入しないと、納得してくれなかったり、不満が募ったりするでしょう。

そこで最近増えているのが、専門業者による「福利厚生サービス」です。専門業者が福利厚生に関する業務を一手に引き受けてくれます。

企業は用意された福利厚生の中から、自社に合ったものを選び、パッケージ化するだけです。

企業にとっては、自社で運営するよりも少ない費用で福利厚生のラインアップを充実させることが可能であり、利用手続きや手配などの窓口も一本化されるのがメリットです。

福利厚生サービスの中には「カフェテリア・プラン」といって、従業員が福利厚生を自由に選べる制度があります。あらかじめ、すべての従業員にポイントが付与されるので、利用の有無による従業員間の不平等が生じません。企業にとっても、福利厚生にかかる費用のアップダウンが少なくなり、予算を組みやすくなります。

導入にあたっては、企業の意図に沿いつつ、すべての従業員が利用したくなるよう、慎重にメニューを組みましょう。利用状況を見ながら随時入れ替える柔軟さも必要です。

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ユニークな福利厚生を紹介!

ここからは、各企業で導入されているユニークな福利厚生や社内制度を紹介します。

休暇の福利厚生

「ワークライフバランス」という考え方からも分かるように、仕事と休みのバランスはとても重要です。そのため、通常の休日や有給休暇、長期休暇に加えて、特別な休暇制度を設けている企業が増えています。

例えば11ヶ月働いたら1ヶ月休めるという「30日休暇制度」です。使い道は自由で、豊かな経験を仕事に反映して欲しいという意図がこめられています。

結婚記念日や子どもの運動会など、家族の記念日に休みを取れる「記念日休暇制度」もあります。仕事に専念できるのは家族のサポートがあってこそ、という考え方が反映されたものです。

従業員が勉強に専念するため、最長2年休職できる「勉学休職制度」を導入している企業もあります。企業側の負担は大きいですが、復職後には業務に活かせるという大きな見返りを期待できるでしょう。

給料に関連した福利厚生

何らかのアクションによって、給料に上乗せする形の福利厚生もあります。

特にユニークなのがサイコロの出目で給料を決める「サイコロ給制度」です。

給料といっても基本給は必ず支給され、サイコロの出目によって基本給の1~6%が上乗せされます。

導入したのは、人間が人間を評価する現在の評価制度に一石を投じるためであり、今ではその企業の代名詞となる福利厚生です。

もう少し実用的なところでは、事業内容など企業に関する提案をすると500円、採用されたら3万円が支給される「改善提案制度」があります。

従業員が収入を増やせるだけでなく、企業をより良くすることができます。

「業務促進制度」としては、始業時間よりも1時間以上前に出勤したら500円、2時間以上前なら1,000円支給する企業があります。

早朝のほうが能率良く仕事をこなせるという考え方からです。残業するよりも健康的ですし、光熱費や残業手当を減らせるメリットがあります。

働き方の福利厚生

あえて働く時間を固定せず、自由に休憩を取ったり、退社できたりする福利厚生もあります。

例えば、眠たくなったら事前申請をしなくても、その場で10~20分ほど眠れる「仮眠制度」です。海外の「シエスタ」という習慣にならって、昼の休憩が3時間もある「シエスタ制度」を導入している企業もあります。どちらも長時間の勤務に集中するためです。

就業時間が8時間でも、仕事が終われば6時間で退社できて給料は減らないという「6時間制度」は、従業員の中で効率良く仕事をすすめようという意識が高まります。

このように休憩を重視している企業は多く、オフィスの片隅にリフレッシュルームを設ける福利厚生も目立ちます。中にはバーカウンターを設置して、バーテンダーが愚痴を聞いてくれるなど、従業員の悩みを掬い上げる取り組みをしている企業もあるほどです。

弊社タイムワールドの酸素カプセルも導入する企業様が増えております。高濃度の酸素が体や脳の疲れを回復し、集中力を向上できるのがメリットです。

自社で製造から設置まで行っておりますので、各企業様のご希望に沿った個性的なカスタマイズが可能です。ユニークな福利厚生の導入をお考えの際には、ぜひともご検討ください。

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まとめ

企業がユニークな福利厚生を導入するのは、他社との差別化や知名度の向上につながり、自社に共感する人材を集めやすいからです。サイコロで給料を決めたり、長時間の昼休みを取ったりする福利厚生は企業の代名詞にもなっています。

もちろん、その背景には企業の意図がこめられていなければいけません。

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